坐骨神経痛には針治療です。
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坐骨神経痛は整体では治らない。
坐骨神経痛は出張の針治療で多くみてきました。結論から申し上げると坐骨神経痛と診断された状態を整体で治すことは難しいと思います。非常に軽い症状であればマッサージや整体で一時的に改善することがあるかもしれませんが、すぐに症状が戻ってきます。そして慢性化してゆっくりと悪化していきます。このようなご経験をされた方は非常に多いのではないでしょうか？
まず坐骨神経痛というのは腰部や臀部の深層にある筋肉が何らかの原因で過緊張を起こしたことにより腰部から足の先へ走行する神経を根元（腰部）で圧迫することにより起こります。（関連記事：坐骨神経痛とは？）
つまり坐骨神経痛を治す・改善するためには、その問題となっている深層の筋肉の過緊張を解除して通常の状態に戻す必要があるのです。まず、その問題となっている筋肉は体表からどのくらいの深さにあるのでしょうか。皮下脂肪の量などによって個人差があるのですが、最低でも腰部で体表から５cm以上、臀部で体表から６cm以上はあると思います。それほど深い部分になる筋肉の過緊張を解除するのに指で届かないことは一般の方にでもよくお分かりいただけると思います。経験の浅い治療家はその深い筋肉に無理にアプローチしようとして、腰部を非常に強く押す事で筋繊維を傷つけてしまうことがあります。揉み返しと言われる状態です。もちろん整体にはいろいろな療法が存在するのですがどの方法も手を使って体表面から施術することに変わりはないので、深層まで届くことはありません。
では何が一番効果があるのか？それは針治療です。私はマッサージの国家資格を持っており整体療法などにも精通しているのですが、坐骨神経痛の患者さんの場合は間違いなく鍼治療を選択します。理由は非常にシンプルで、針は問題となっている深層筋に容易に届くからです。そして針が深層の過緊張を起こした筋肉に届くと軸索反射という体の反射機構を通じて筋肉の筋が解除されるのです。軸索反射というのは、鍼がある筋肉に刺さったときに、その患部から神経伝達物質が放出されその物質によって血管拡張が起こり、血流が促進されるのです。過緊張を起こしている筋肉は虚血状態であることから筋肉が収縮したまま戻らない状態なので、血流が戻ることで正常になることが多いのです。腰部や臀部の過緊張を起こしていた筋肉が緩んでもとに戻ると圧迫されていた神経は圧迫から解放されます。圧迫がなくなったことで神経を介して起こる痛み、感覚の鈍麻、運動障害（力が入らない）が改善され正常に戻るのです。
坐骨神経痛の程度は人によってそれぞれですが、適切な治療をせずにいると徐々に悪化していき夜間痛などで眠れなくなる人も多くいらっしゃいます。坐骨神経痛は正しい針治療をすれば治る疾患です。坐骨神経痛と診断されたらぜひご連絡いただきたいです。藤沢・鎌倉エリアの坐骨神経痛の患者さんは出張の針治療で多くみてきています。症状が元に戻らないような根本的な治療をしていきましょう。
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こちらに掲載された事例、体験談は患者様個人の治療成果や感想であって、万人への治療効果を保証するものでないことをご理解ください。治療による効果には個人差があります。