慢性疲労症候群(CFS)が鍼灸治療で完治した例。
患者
病名:慢性疲労症候群
性別年齢:女性・30代
住まい:藤沢市辻堂
お仕事:デスクワーク
症状
・全身の強い倦怠感、後頭部から背部にかけての痛み、吐き気、頭痛、
・とにかくやる気が出ない、抑うつ状態、不眠・過眠(睡眠障害)、イライラ、不安などの精神症状
慢性疲労症候群の原因・経過
患者さんは3年ほど前から後頭部から背部から腰、腕などの筋緊張を伴う痛みと、全身の倦怠感、疲労感が強く、心も身体も言葉で表現できないような疲労感で満たされている感じで、気持ちは焦るのに行動ができず、ため息ばかりが出る毎日だったようです。7カ所以上の病院(精神科、心療内科、整形外科、脳神経外科)で検査をしても何も異常はないと言われたようです。異常がないと言われてもご本人は明らかに普通ではないような身体の痛みや不快感、疲労感を味わっていたのですから、逆に不安になる一方です。精神科では精神安定剤や抗不安薬を出されたようですが、薬で治すことに抵抗を感じてほとんど飲まなかったようです。
そんな状況がしばらく続いているうちに「こんな状態ではだめになる」と思って焦るものの、とにかくやる気が出ない状況が続いて一旦お仕事を休職してご実家に戻ることになりました。医療機関で見放されてしまった中で、藁にもすがる想いで代替療法を検討したようです。そして慢性疲労症候群と近い疾患である線維筋痛症の治療実績がある当院をインターネットで見つけてご連絡いただきました。
慢性疲労症候群の鍼灸治療
治療院に初めて来られたときの状態は、本当に来るのがやっとという感じで心身ともに疲れきっているのが一目でわかるほどでした。
皮膚の色は若干黒ずんで見え、ご本人も以前より黒くなったという感想を持っていたようです。皮膚の黒ずみは東洋医学的にも大きなストレスにさらされたサインとして見られることもあります。また現代医学的にも交感神経優位で免疫の顆粒球が増加しているときに肌が黒くなるという考え方もあるので、何らかのストレスか長期間続いたか、病気自体のストレスの影響が考えられました。
慢性疲労症候群は2つのタイプがあります。一つ目は何らかの感染をきっかけに起きるケースと何の前触れもなく突然起きるケースです。この患者さんは後者のようですが、実際には突然起きているわけではなく、何らかのストレスが影響している場合が多いと思います。
触診したところ、首の付け根や肩、肩甲骨周り、鎖骨付近、腕、腰、ふくらはぎなどに顕著な圧痛があり、線維筋痛症の圧痛点ともほぼ同じように思われました。東洋医学的には線維筋痛症も慢性疲労症候群も分けて考えることはありませんので、適切なツボに鍼灸(針)治療をしたところ、1回目から身体の状態が良い方向にいくような感じが雰囲気があったようです。数日後には更に手応えを感じたようです。疲労感が徐々に改善し始めたようでした。2回目に来られたときには明らかに表情が明るくなっているように見えました。実際に痛み止めの服用頻度も減ったようです。
1ヶ月目は毎週来ていただき、2ヶ月目からは隔週での治療に切り替えていきました。3ヶ月目に入ったあたりでセルフケアとしてのジョギングもおすすめして徐々に改善していったのです。そして彼女は復職しました。今でもお仕事をしながら月に1、2回は疲労回復と慢性疲労症候群予防のために当院に来られています。
病院で異常なしと言われて治らなかった症状が当院の鍼灸で劇的に改善することは珍しい話ではありません。慢性疲労症候群に限らず西洋医学では治療が難しい病気でも東洋医学(鍼灸)で改善する例もたくさんあるのです。
現在初回限定の価格を設定しています。この機会に質の高い鍼灸をご体験ください。
【免責事項】
こちらに掲載された事例、体験談は患者様個人の治療成果や感想であって、万人への治療効果を保証するものでないことをご理解ください。治療による効果には個人差があります。