鍼灸、整体、マッサージ、整骨院、リラクゼーションの違いって?

現在初回限定の価格を設定しています。この機会に国家資格者による質の高い鍼灸・マッサージ・リラクゼーションをご体験ください。

目次

1.体が痛い場合、どこに行けばいいの?

2.施術の内容とオススメ度

 ・鍼灸、はりきゅう

 ・マッサージ、指圧

 ・整骨院、接骨院

 ・整形外科

 ・カイロプラクティック

 ・整体

 ・リラクゼーション、リフレクソロジー

 ・タイ古式マッサージ

3.まとめ

整体院、整骨院、リラクゼーション、どこに行けばいいの?

整骨院と整体院の違い、

整体院とリラクゼーションの違い、

マッサージ院とリラクゼーションや整体院の違い、

皆さんわかりますか?

ちかごろ街を歩いても車に乗っても体に関わる色んな看板や店舗を見かけませんか?私の住む藤沢も本当に様々な店舗が多いと感じます。鍼灸、マッサージ、整形外科、カイロプラクティック、整体、指圧、あん摩、オステオパシー、リラクゼーション、リフレクソロジーなど。そして皆さん、それぞれの違いってご理解されていますか?ご自身がこう聞いて正確に答えられる人は滅多にいません。私も20代の頃に首や肩、背中の痛みに悩まされた時に、どこに行けばいいのかわからなかったのを思いだします。これは本当に深刻な問題だと思っています。なぜかというと例えば腰痛と言ってもいくつもの種類があるので、それに合った治療を受けなくてはいけないのです。もしその腰痛がガンから来る腰痛だとした場合、国家資格を持たないリラクゼーションに行っていて良いのでしょうか?

この記事では世の中にある「体に触れる職業」にはどのようなものがあるのか説明したいと思います。

治療の内容とオススメ度

世の中でよく見かけるお店について一つ一つ解説していきますね。

「痛みやしびれを取る」という観点からのオススメ順に書いていきます。

鍼灸院・はりきゅう院(国家資格) ★★★★★

◯どんな人向けなのか?

→痛みやしびれを伴う症状全般をお持ちの方。また何ヶ月以上も治らない筋肉の緊張とこわばりをお持ちの方にもおすすめです。針と聞くと怖いイメージがあるため敬遠されがちですが一度あの効き目、即効性、効果持続を体験すると病み付きになってしまう人も多いものです。痛みだけでなく、自律神経の乱れによって起きるような症状にもよく適用されます。

まず鍼灸(針灸)は「しんきゅう」や「はりきゅう」と読みます。お店によって鍼灸、針灸、はり灸、はりきゅう、などなど表記がまちまちですが、どれも同じ施設を意味しています。どのような国家資格を持った人が開業しているのかというと「はり師」、「きゅう師」というそれぞれ独立した免許になります。国家資格なので当然国家試験を受験するのですが、稀に「きゅう師」の試験に合格して、「はり師」の試験に不合格になってしまう方もいます。本当に稀なことなのです。国家試験を受ける資格を得るためには高校卒以上の学歴があること、そして厚生労働省が認可した3年制の鍼灸専門学校を卒業する必要があります。専門学校では医師と同じような基礎医学(解剖学・生理学・病理学・臨床医学・リハビリテーション医学・東洋医学、経穴学、衛生学など15科目)を学びます。もちろん「はりきゅう」の実技の授業もみっちり入っています。鍼灸師である私も専門学校を経験してりるのですが、勉強はハードです。単純な暗記量だけであれば大学受験に匹敵するほどあるかもしれません。

次に保険適用に関してです。適用される疾患は「神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・頸肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症(ムチウチ)」です。ただ鍼灸に保険を適用することは可能なのですが、世の中の鍼灸院でこの精度を使っているところは少ないと思います。理由は2つあります。まず医師の同意書が必要であることです。次に保険が適用された場合の治療費の総額は非常に少ないということです。治療費が非常に少ないので、治療時間もかなり限られてしまいます。これは患者さんに対してじっくりと治療したいと思っている鍼灸師にとっては悩ましいことですし、患者さんのためにならないということにもなりかねません。よって多くの鍼灸院では治療費は自費である場合がほとんどです。腕のある鍼灸師のところであれば治療費の目安は5,000円〜15,000円と幅が広いと思います。ほとんどの鍼灸院は5,000円ぐらいです。

私が鍼灸師だから言うわけではありませんが、「痛み・しびれ」などの症状に最も効く治療は鍼灸だと思っています。これは私の実体験や治療していて強く感じることです。私も20代の頃、線維筋痛症を患い、様々な治療を受けたことがあります。その中で最も即効性と根本的な治癒を助けてくれたものが鍼灸です。ただ、はりきゅうというと「痛そう、熱そう」というイメージを持っている方が多いのと、何に効くのかわからない、どうして効くのかわからない、迷信じゃないか?という感想があるようです。まずはりきゅうは痛くも熱くもありません。笑

鍼灸師によってばらつきはありますが、基本的にそんなに痛かったり、熱かったりはしません。昔関西地方では文字通り熱い灸をすえることがあったようです。笑

例外を除いて世の中の多くの人が悩まされている「痛み」を取る効果があります。また痛みの症状だけでなく自律神経の乱れやホルモンの乱れが関わる病気にもよく治療します。しかも劇的にです。参考までによく治療する疾患例を下に挙げておきます。本当にこんな色んな症状に効くのか、と懐疑的に見る方もいるかもしれません。中国では鍼一本でガン以外の様々な病気を治す老中医と言われる一流に鍼の医師が存在します。

関連記事:自律神経失調症

肩こり、ぎっくり腰、慢性腰痛、膝関節痛、頸椎症、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、線維筋痛症、五十肩、慢性腰痛、頸肩腕症候群、椎間板ヘルニア、むちうち、片頭痛、緊張型頭痛、帯状疱疹後神経痛、膝関節痛、自律神経失調症、更年期障害、パーキンソン症候群、慢性疲労症候群、脳梗塞後片麻痺、便秘、下痢、三叉神経痛、リウマチ、アレルギー性疾患、不眠症、耳鳴り、難聴、うつ病、神経症など多数。

私はマッサージと鍼灸の国家資格を持っています。そして整体やカイロプラクティックも施術可能ですが、実際に治療に使うのは鍼灸がメインで補助的にマッサージです。整体やカイロもごくたまに使います。それほど鍼灸の効果を実感しているのです。私の鍼灸院に限らず、もっと鍼灸が日本で身近に受けられるものとして広まってほしいと思っています。

指圧院・マッサージ院(国家資格) ★★★★☆

◯どんな人向けなのか?

→体の軽い痛みであったりこわばりをお持ちの方向けです。慢性的に緊張や痛み、しびれが治らないような方には鍼治療の方をおすすめします。

マッサージは国家資格です。これを聞いてびっくりする人が多いと思います。正式名称は「あん摩・マッサージ・指圧師」と言います。そうなんです、マッサージをするには本当は国家試験を合格する必要があるのです。本来の質の高いマッサージを受けるにはマッサージ院・指圧院・あん摩院のどれかでないと受けられません。この記事でも説明しますが、現状は整体院、リラクゼーション、リフレクソロジー、足つぼも「マッサージ」的なことをしています。マッサージは「揉んだり、押したり、さすったり、なでたり」する行為全てを言います。ですので本来はこれらの行為を無資格者がやると禁じられています。

でも国家資格者のマッサージと禁止されている無資格者のマッサージ、どう違うのでしょうか?

国家資格者のマッサージ師は鍼灸師と同じく3年間の基礎医学と臨床医学の勉強をみっちりと叩き込まれており、医師や看護師とも対等に医学的なコミュニーションを取ることができます。医療行為を許されているので当たり前なのですが。そして基礎医学(解剖学、生理学、病理学など)や臨床医学の知識が頭に入っているので、患者の問診をした際に「この人は左肩が痛いと言っているけど、コリはない。もしかしたら心臓の疾患ではないだろうか?」と考えることもあります。その場合はもちろんマッサージをせずに循環器内科などに行ってもらうことになります。そういう可能性を考えられるのも3年間の医学教育があってこそです。気持ちのいいマッサージは無資格でもできるかもしれません。幼い頃におばあちゃんの肩もみをした方も多いと思います。ですが疾患を治すような医療的・治療的マッサージや治療的なストレッチをすることができるのは有資格者のあん摩マッサージ指圧師なのです。

ところでマッサージ院・指圧院というのはそんなに見かけないと思います。その理由はあん摩マッサージ指圧師の資格は法律で保護されていてこれ以上合格者を増やせないのです。もともと盲人の職業であったことと関係しているそうです。なので国家資格を持ったマッサージ師に出会う機会は多くないかもしれません。私はもちろん取得しています。

※稀にマッサージと広告や看板に書いているのに国家資格を持たない人がいます。これは完全にアウトです。なので来院される前に必ず国家資格の有無を確認したほうがいいと思います。

整骨院・接骨院(国家資格) ★★★☆☆

◯どんな人向けなのか?

→基本的には骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などを起こした場合におすすめです。

一番よく見かけるけどどんな時に行くべきなのかわからないという方も多いと思います。まず名前ですが「整骨院」も「接骨院」も名前は違っても内容は同じです。どのような人が開業しているのかというと「柔道整復師」という国家資格を持った人たちです。彼らは厚生労働省が認可した専門学校で3年間の基礎医学や臨床医学、実技などの訓練を受けた人たちです。そして重要な点として特定の疾患に対しては各種健康保険が適用され3割負担や1割負担で治療を受けられるということです。保険が適用される疾患は「骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷」になります。それ以外の疾患に関しては保険が適用されません。ですので通常の肩こり、腰痛、首痛、頭痛などには本来は保険は適用されません。ただ、全額自費であれば肩こりなどの治療を受けることはできます。子どもの捻挫や脱臼、打撲などをした場合にはまず整形外科か整骨院に行くのをおすすめします。金額は3割負担の場合10分程度の施術で500円程度とうのが相場だと思います。

たまに鍼灸整骨院という名前を見かけるかもしれません。それは整骨院と鍼灸院の両方の治療が可能だということです。その場合鍼灸は全額自費の場合が多いと思います。

現在43,000カ所もの施設数があります。コンビニが約55,000店であることを考えるとその多さがわかると思います。

整形外科(国家資格)★★★★☆

◯どんな人向けなのか?

→MRIなどの画像診断ができるので、痛みが強かったり体の状態を知っておきたい方は鍼灸治療などと併用して受診してもいいと思います。

言うまでもなく国家資格です。他の治療施設のように原則的に物理的にマッサージや鍼を施術するようなことはありません。稀にマッサージ師や鍼灸師を雇っている病院はありますが。

基本的に筋骨格系の多くの疾患に対して保険が適用されるのはコストは確かに安くすみます。ただ痛みを取ってくれるかどうかは別問題です。たいがいの場合、痛み止めの薬と湿布を処方される人が多いと思います。

私の患者さんでも整形外科と併用している方も多くいらっしゃいます。もちろんそれでいいと思っています。とくに整形外科に行く前に私の治療を受けた人の中には膠原病の疑いがあり、一度病院で血液検査などをされたほうが良いと思う方もいらっしゃいます。またレントゲン、MRI、CTなどの画像診断は病院でしか撮ってもらうことができません。

※★4つとしてあるのは画像診断や血液検査など重い病気の可能性を除外するための診断ができるためです。

カイロプラクティック ★★★☆☆

◯どんな人向けなのか?

→基本的には痛みやしびれに効くのですが、治療家によってレベルに違いがありすぎるのでおすすめが難しいです。少なくともカイロプラクティック専門でやっているところをおすすめします。

日本では資格が必要ないため、実力のある人と無い人が混在しています。アメリカでカイロプラクティックというと国家資格(州資格)であり資格取得者はD.C(Doctor of Chiropractic)と言われ6年生のカイロプラクティックの大学を卒業した人たちです。医師(Medical Doctor)やオステオパシー医師(D.O)に次ぐポジションになります。日本でも稀にアメリカのカイロプラクティックの大学を経て公的な資格を取得して日本でカイロプラクティックを開業されている方もいます。

治療内容はボキボキと鳴らすような技術もあるのですが実はそれはカイロプラクティックの技術の中の本の一部に過ぎません。カイロプラクティックの基本的な理論は体の痛みやしびれなどの原因を背骨のズレや機能異常にあるものとして、それを元に戻すことで本来の体を取り戻すというものです。

これをおすすめするのは非常に難しいので★3つとしました。本当に治療家によってレベルがまちまちなのです。人によっては★5つの人もいらっしゃるのは事実です。ただ藤沢のカイロプラクティックでオススメできるのは私の知る限り1店舗しかありません。

私は患者さんの症状によってカイロプラクティックの技術を稀に使うことがあります。もちろんボキボキと音がでるような技術ではなくかなりソフトな矯正術です。

整体 ★★☆☆☆

基本的には無資格で開業可能です。基礎医学、臨床医学を学ばなくても明日からでも「◯◯整体院」と看板を掲げれば開業できてしまうのです。ただ整体は管轄する法律がないので全く規制がない状態で、近年ではリラクゼーション施設も含めて極めて重い後遺症を残す事故が起きている場合もあります。ただごく稀にマッサージや鍼灸などの資格を持ちながら、整体院を開業されているという珍しい方がいます。そういう方のレベルは比較的高い場合が多いと思います。ですので国家資格を持っているかどうか事前にお電話で尋ねてみてもいいと思います。

ところで整体って一体どんなものでしょうか?

実は整体というものに明確な定義はないのです。ほとんどの人は整体と聞くと骨や筋肉を調整して体を健康にするようなものをイメージすると思います。お店によってやっている内容はぜんぜん違います。それこそマッサージのようなものであったり、カイロのようにボキボキならすようなもの、ただ体を揺らすだけのもの、気功のような体に触れないものであったり、玉石混淆です。ではなぜ整体という名称が出てきたのでしょうか?それはおそらく実際にはマッサージをしているけれども国家資格がない状態では法律上マッサージ院という看板がつけられないので整体院としているのです。なんだかおかしな話なのですが現実なのです。また一般の生活者の方は整体と聞くと何か体に良いことをしてくれるというイメージを持っているので、治療家の側も整体という言葉を使っているのだと思います。

もちろん◯◯式整体と名前のついたやり方もあります。私もごくたまに患者さんの病態に応じてそのような整体を使うことがあります。

金額は自費なので1時間5000円ぐらいが相場ではないでしょうか。

リラクゼーション、リフレクソロジー ★☆☆☆☆

資格がなく開業できます。1ヶ月程度の研修を終えるといきなり現場にでることも多いようです。最近非常に増えていて最も看板などを見かけるかもしれません。私も受けてみたことがあるのですが、基本的にマッサージでした。本当に軽い肩こりなどの方であればこのレベルでも楽になるかもしれません。そしてこの業界は価格破壊がすすんでいるようで60分で3000円ぐらいで受けられるようです。価格破壊がすすむ業界というのは人材の質も当然落ちます。60分で3000円の売上げということは施術している本人には1時間で1000〜1500円ぐらいしか収入が入らないということです。優秀な治療家が時給1000円程度のところに留まるでしょうか?なのでそこはあくまでも値段相応のリラックス目的に利用していただくことをおすすめします。痛みやしびれを取るという観点からはおすすめできません。

タイ古式マッサージ

これも資格が必要ありませんので、医学教育も受けていません。私も受けたことがあるのですが、非常に痛いです。揉み返しがかなりきました。敏感な人にはとくにおすすめできません。

まとめ

私は国家資格を持たないリラクゼーションや整体などの民間療法を決して否定はしません。人間力の高い人にはぜひ患者さんに寄り添う良きパートナーとなってあげてほしいと思います。ただ、ここは非常に難しいところなのですが、施術者も患者さんも目的を見失ってはいけないということです。ちょっと疲れた程度ならいいでしょう。でも「長期間コリ、痛み、しびれや疲れがとれない」「眠れない」などの場合には有資格者のところに行ったほうが遠回りにならないと思います。

最後に価格について。本当に体の痛みやしびれに困っている人は「60分 5000円」などの価格設定に疑問を感じませんか?時間はどうでもいいから痛みを取ってほしいというのが正直なところではないでしょうか?

たしかに患者さんにも予定があると思うので、おおまかな目安としての所要時間はお伝えしますが、治療時間は患者さんの病態によってまちまちです。

現在初回限定の価格を設定しています。この機会に国家資格者による質の高い鍼灸・マッサージ・リラクゼーションをご体験ください。