自律神経失調症(dysautonomia)の鍼灸治療

自律神経失調症を鍼灸で改善させています。

目次

1.自律神経失調症とは何か?

2.自律神経失調症の症状とタイプ

3.自律神経失調症のチェックリスト

4.自律神経失調症の原因

5.自律神経失調症の鍼灸治療

6.自律神経失調症の鍼灸治療の科学的根拠

7.自律神経失調症の方におすすめの下着

自律神経失調症とは何か?

病院で自律神経失調症と伝えられる患者さんは非常に多いのではないでしょうか?自律神経がバランスを崩した状態とはどのようなことなのでしょう。

まず自律神経失調症の定義で最も大事なことが器質的病変が見られないことです。器質的病変とは身体が目で見て変化していることです。たとえば胃潰瘍は器質的病変です。胃の粘膜が内視鏡で見ても炎症という変化を起こしていますよね。それに対して自律神経失調症で見られる様々な症状は目や内視鏡で見てもその組織に何も変化がないのに、症状は出ているということです。下痢はしているけれど小腸や大腸の粘膜は全く変化をしていないということです。病院では器質的病変によって診断をするのですが、器質的病変が見られないけれども症状は存在するという患者が現代に増えてきたので「自律神経失調症」という呼び名が多く使われるようになったと言われています。

自律神経の意味や働きについては以前に紹介しました。(関連記事:自律神経とは?)おさらいまでにご説明すると、自律神経とは人間が無意識に動かしている機能(心臓、汗腺、瞳孔、内臓全般)をその場の状況や外部環境に応じて調節するものでした。そして自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があり、それぞれ活動するときの神経が交感神経、休むときの神経が副交感神経で人間の一日の中でシーソーのようにその二つの神経のバランスが行ったり来たりしているということでした。つまり仕事など多少注意力や緊張をすることでパフォーマンスを発揮するような場面では交感神経が優位になり、自宅でくつろいでいるような時には副交感神経が優位になるということです。そしてその自動的にシーソーしている機能が乱れてシーソーがどちらかに傾いたままの状況になること、そしてそのことによる病的な症状(不定愁訴)の出現を自律神経失調症と定義しています。もともとは不定愁訴症候群と呼ばれていたのですが、その原因が自律神経のアンバランスにあると考えられるようになってきてから自律神経失調症という名前が定着してきました。

自律神経失調症の症状とタイプ

自律神経失調症の症状は多岐にわたり、患者によっても違いますし、同じ患者でもその日によって強く出ている症状が違ったりします。まずよくある症状を身体の部位別に挙げます。

◯頭→頭痛、頭重感、

◯耳→耳鳴り、耳の閉塞感

◯目→涙目、ドライアイ(目の乾き)、眼精疲労(疲れ目)、目が開かない、まぶしく感じる

◯口→乾き、味覚障害

◯のど→閉塞感(東洋医学でいう梅核気)、異物感、イガイガする

◯手・腕→しびれ、痛み、冷え、ほてり、腕が重く感じる

◯呼吸器→息苦しい、息がしにくい、息がつまる、息切れ

◯心臓・血管系→動悸、胸の痛み、胸の圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動

◯筋肉・関節→肩こり、首の痛み(頸痛)、上背部の痛みと違和感、肩甲骨周囲の痛み、力が入らない

◯皮膚→多汗(とくに手足)、汗がでない、冷や汗、皮膚の乾燥、かゆみ

◯消化器→食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、お腹が鳴る(腹鳴る)、胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたまる、おなら頻繁に出る

◯生殖器→男性:インポテンツ、早漏、射精不能、女性→生理不順、外陰部のかゆみ

◯泌尿器→頻尿、残尿感、尿意があっても尿が出ない、

◯足→しびれ、冷え、ほてり、痛み、ふらつき

◯全身症状→倦怠感、疲れやすい(易疲労感)、微熱が続く、フラフラする、からだがほてる、眠れない、すぐに目が覚める、起きるのがつらい

◯精神症状→不安感、焦燥感(あせり)、恐怖心に襲われる、イライラする、落ち込む、怒りっぽくなる、集中力がない、やる気が出ない・持続しない、記憶力・注意力が低下する、小さなことで悲しくなる

ざっと挙げただけでもこれだけの症状がよく見られます。

これらの症状を見て不思議に思う方もいるかもしれません。自律神経失調症はうつ病的などの精神疾患的な要素、神経症的な要素が混じっていますが、精神疾患や神経症とどう区別するのか?という疑問が出てくると思います。たとえば「パニック障害」「全般性不安障害」「強迫性障害」などのよく診断される患者さんは動悸、息苦しさ、めまい、発汗、頭痛、ふるえなどの自律神経失調症の症状を伴います。私の患者さんでA心療内科ではパニック障害、B内科病院では自律神経失調症(診断名ではないですが)と言われたりすることがたまにあるのです。つまり自律神経失調症には神経疾患や精神疾患の患者さんが混在しているといことです。でもよく考えてみると「検査では異常がない」という状況で、患者の病態を判断することって簡単じゃないですよね?医師によって診断名が違ってもおかしくないのではないでしょうか?なので私は不定愁訴を多くもつ患者さんが来た時に参考までに病院での診断名や医師から指摘されたことは伺いますが、特別な場合をのぞいて鍼灸やマッサージの治療スタイルは変わりません。

最後に自律神経失調症のタイプについてです。自律神経失調症には3つあります。

(1)交感神経優位タイプ(Sympathicotonia、シンパチコトニー)

成人の自律神経失調症で一番多いタイプです。精神的なストレスや刺激によって交感神経が優位になったまま戻りにくくなることで様々な症状を出しています。鍼灸治療ではあがってしまっている交感神経を抑制する目的の施術をします。ストレスによって交感神経緊張状態になり、血流障害を起こして様々な愁訴が出てくることが多いです。

(2)副交感神経優位タイプ(Vagotonia,Parasympathicotonia、ワゴトニー)

うつ傾向の患者に多く、ボーっとしていまいやる気が出ず、疲れやすい、すぐに休みたくなるようなイメージです。消化・排泄も優位になるためどちらかというと下痢傾向、また副交感神経優位で免疫機能が高まりますが、これが行き過ぎてしまうとアレルギーなどの免疫が過剰に働く症状として出てしまう人もいます。もともとアレルギー体質の方が自律神経を乱して更にひどいアレルギー症状を呈することがよくあります。

(3)交感神経と副交感神経がともに上がってしまうタイプ

臨床であまり見かけることはないのですが、健康状態は悪くないが不活発で体力が減少しています。

自律神経失調症のチェックリスト

こちらは自律神経失調症を含む不定愁訴症候群のチェックリストです。この表はもともとCornell Medical Index(CMI)というものを基礎にしたものです。国内の医学や鍼灸の研究者たちがより臨床的に意味のあるものを目指して作り直したものです。

PDFデータも添付しますので、ご自由にチェックしてみてください。

不定愁訴症候群チェックリスト PDF

1(   ) 耳鳴りがする

2 (   ) めまいがする

3 (   ) 胃の具合が悪い

4 (   ) 突熱、冷汗が出る

5 (   ) 下痢、あるいは便秘をする

6 (   ) 急にあつくなったり、冷たくなったりする

7 (   ) 吐き気があったり、吐いたりする

8 (   ) 手足が冷える

9 (   ) 足がだるい

10 (   ) 仕事をするとつかれてぐったりする

11 (   ) 息苦しくなる

12 (   ) 動悸がして気になる

13 (   ) 緊張すると汗をかいたりふるえたりする

14 (   ) ちょっとしたことがカンにさわって腹がたつ

15 (   ) 顔が急にほてる

16 (   ) 物事を急がなければならないとき、頭が混乱する

17 (   ) 心を一つのことに集中できない

18 (   ) いつも決心がつきかねる

19 (   ) 感情を害しやすい

20 (   ) 人から批判されるとすぐ心が乱れる

21 (   ) よそで食事するのが苦になる

22 (   ) わずかなことが心配になる

23 (   ) 人から神経質だと思われていることがある

24 (   ) よく考えて物事をするのではなく、いきなり思いつきでやる方である

25 (   ) 頭重や頭痛がある

26 (   ) 胸がおさえつけれるような感じがある

27 (   ) 食欲が不振である

28 (   ) 同じ仕事を長時間続けるとイライラしてくる

29 (   ) 自分の健康のことが気になる

30 (   ) 目がつかれる

31 (   ) 性欲のおとろえを感じる

32 (   ) 寝つきがわるく、眠ってもすぐ目をさましやすい

33 (   ) 寝つきはよいが、夜中や早朝に目をさましやすい

34 (   ) のどがつまるような感じがある

35 (   ) 朝起きた時に体がだるい、または午前中だるい

36 (   ) 自分の人生がつまらなく感じる

37 (   ) 物忘れをする

38 (   ) 夢をよくみる

39 (   ) 食事の後か空腹のとき、胃が痛む

40 (   ) 月経のとき、体䛾具合がわるい(痛み・イライラ)

41 (   ) 月経不順(過小・過多)

42 (   ) やせすぎ、あるいは太りすぎが気になる

43 (   ) 肩や首の筋肉がこる

44 (   ) 腰や背中が痛くなる

45 (   ) 手足に痛みやシビレがある

46 (   ) 朝、手がこわばる

47 (   ) 朝、手足がむくむ

48 (   ) 寝汗をかく

49 (   ) 咳が続けて出て苦しむ

50 (   ) 天候の変化で体の調子が悪い

◯重症度判定基準

軽症: 6〜15点

中等度:16〜30点

重症: 31〜50点

除外: 5点以下、51点以上

◯項目の内容について

質問項目の1〜12までを自律神経失調症性項目、13〜24までを神経症性項目、25〜36までをうつ状態性項目、37〜50までをその他に分類されています。

前述の通り症候群や病名の分類自体は患者さんにとってあまり重要なことではないと思っています。ただあくまでも自分の症状の性質がどのような傾向があるのかがわかるようになっています。そうすることでよりご自身への理解も深まるのではないかと思っています。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症を引き起こしてしまう原因とはなんでしょうか?これは非常に患者さん個人個人で理由が複数あったり原因が複雑にからみあっていて簡単に特定できることは少ないです。

あえて大きなくくりで原因を表現しましょう。それは体質・ストレス(ストレッサー)、ストレスへの抵抗力、になります。自律神経失調症は自律神経のシーソーのバランスが乱れてしまうことですが、人間の自律神経が乱れる時というのは生理的限界を超えるストレスが長期継続的にかかり続けた時に起こります。もちろんその生理的限界というのは人によって違いますし、本人が許容する限度のストレス(大丈夫だと思えるストレスの限界)とは関係なく設定されているものと思います。※自分が大丈夫だと感じていてもストレスは身体に影響を与えています。

◉体質

まず体質についてです。自律神経を乱しやすい体質とは例えばこんな人です。

・乳児期に飲んだ乳をすぐに吐き出してしまう、下痢をしやすい、おびえてよく泣く、

・幼児期におねしょクセがなかなか治らない、環境の変化で眠れなくなる、乗り物酔い、自家中毒経験

・思春期にたちくらみ、めまい、動悸、頭痛、低血圧、便秘などの症状、冷え性、体力がなく疲れやすい、太りにくい

これらの症状が子どもの頃に見られた方は体質として自立神経を乱しやすいと言えます。またこれらの体質は、たとえば男性で筋肉や骨格がたくましいとかそういう見た目の印象とは全く関係がありません。頑丈そうに見える人でも自律神経は非常に繊細だったりする人はいますので、そのあたり親がなかなか気づいてあげるのが難しかったりするものです。

◉ストレス(ストレッサー)

これは意外と認識不足な問題かもしれません。ストレスと言った場合多くの人は「人間関係のストレス」を思い浮かべると思います。もちろん家族、学校、職場などの集団で生活する以上、人間関係のストレスが最も大きいのですが実は意外なものがストレスになったりします。

・身体的ストレス(身体内部的)

病気、ケガ、睡眠不足、栄養不足、不規則な生活、仕事・部活・勉強などの過労

・環境的ストレス(身体外部的)

騒音、公害、災害、照明、空気汚染、細菌・ウィルス感染、温熱、寒冷、湿度、高気圧、低気圧

・精神的ストレス

人生のライフイベント(入学、就職、退職、結婚、離婚)などによる変化、仕事や学校での人間関係のストレス

分類するとこのようになりますが、これらは複雑に絡み合っている場合もあります。たとえば過労などの身体的ストレスからMPS(筋筋膜性疼痛症候群)を慢性化させてしまい、それが一時的なストレスとなって自律神経を乱します。そして自律神経が乱れたことで今度は情緒が乱れて怒りやすくなったり悲しみやすくなったりします。そのことで二次的に人間関係の摩擦へとつながり、更にそのことがストレスとなって自律神経の乱れを悪化させていきます。多くの長期化した自律神経失調症ではそのようなことは一般的に起こっていると思います。そして重要なことは精神的な抑圧や圧力だけでなく、慢性化した腰痛やひどい肩こり(首こり)、顎関節症なども立派なストレスになりうるということです。

◉ストレスへの抵抗力

抵抗力と書くとストレスへ対抗するようなイメージを持たれるかもしれませんが、重要なのはストレスをうまくかわしたり、ストレスをストレスと感じないような性格であったりします。

ストレスに弱いパターンとしていくつかあります。

・感情抑圧型

頼まれた仕事を断ったり調整して仕事量を軽減したまたりできない、自分のやり方やパターンから逸脱するのを好まない。毎日の小さな精神抑圧が知らず知らずのうちに蓄積していくものです。

・感情未分化型

自分の感情を把握して客観的に見ることができない。自分の心を把握できないので、他人の心も把握することが苦手な傾向があると思います。これは決して劣っているということではありませんが、自分がこのような傾向にあるということを自覚してゆっくり治していくことが大切です。

・身体感覚抑圧型

仕事が忙しいのを理由に空腹や便意などの生理的欲求を我慢したりするストイックなタイプです。またしつけなどによって生理的欲求の表現を過度に抑えられてしまった場合も同様です。

・権威重視、依存傾向

外からの評価や権威を基準に自分の価値観を築いているタイプや、過保護・過干渉によって依存体質になってしまうタイプ、などもあります。

◉その他

その他、性差もあります。女性は自律神経を乱しやすいと言えると思います。もともと自律神経の中枢は脳の視床下部という部分にあり、この場所は内分泌(ホルモン)のバランス調整の中枢でもあるためです。女性は一生という長いスパンで見ても、ひと月という短いスパンで見てもホルモンバランスを劇的に変化させて生きています。ですのでホルモンの変動が副作用のように自律神経を乱してしまうことがあるのです。月経特有の身体的・精神的症状や閉経前後の更年期障害などを思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。

自律神経失調症の鍼灸治療

自律神経失調症を改善させるために長期間悩んでいる方が多いと実感します。

治し方には2つの側面があります。これは原因の項目とも関係します。まずご本人の性格や体質としてどんな傾向があるのかを時間をかけてよく考えていただくことです。前述の自律神経失調症のチェックリストを使ったり、今までに精神的なストレスを抱えた場面を想定して自分にどんな性格的傾向があるのか、身体的にどんなストレスがかかっているのかを振り返っていただいたりすることです。そしてそのストレスが少しでも軽減するように自分を少しづつ変える行動をとっていくことです。もちろん当院での問診や治療の前後でもご希望があれば対話を通じてご自身の性格や傾向を少しづつ浮き彫りにしていきます。自分という生き物は本当に不可解です。これは医療者である私ももちろん同じで、そんなに簡単に自分を把握することはできません。ですので対話というキャッチボールをする相手が必要なのです。キャッチボールをしているうちに気づくことも多いものです。キャッチボールの相手自体は必ずしも医療者である必要はありません。信頼できる相手がいればその方に思い切って話を切り出してみてください。

次に既に起きてしまっている自律神経の乱れをバランスさせるための治療です。これにベストなものは鍼灸治療と治療的なマッサージだと思います。もちろん鍼灸のみならずマッサージにも医学的根拠に基づいたマッサージが必要です。鍼灸は当然ですがマッサージにおいても国家資格のあるマッサージ師の施術であることが理想です。

鍼灸治療にたどり着くまでに色々な科の病院、漢方、整体、食事、エクササイズなどを渡り歩いて疲れ果ててしまっている人もいらっしゃいます。また鍼灸治療という手段にたどり着いても自律神経を調整することが得意な鍼灸師ばかりではないのも難しいところです。身体の痛みの治療はできても、自律神経の乱れということに焦点をしぼって治療の経験をしたことがない鍼灸師も多いと思います。病態の把握、患者の寝かせ方、鍼の本数、鍼の刺し方、取るべきツボ、などかなり特殊なものになってきます。お灸に関しても、患者の病態にあわせて灸の種類(直接or間接)、灸の温度、灸の回数、灸の場所などによって全く効果が変わってきます。

最後にエクササイズとして多くの患者さんにお願いしていることなのですが膝や股関節などに疾患があったり痛みがある場合を除いて週に1〜3回ほどジョギングをしてもらっています。1回あたり30分が理想ですが、初めは15分でも結構です。適切な有酸素運動をすることで視床下部の神経伝達物質の量が調整されたりすることが科学的にわかっています。運動をした後にすっきりするのは思い込みではなく脳に十分な血液が送られて良い方向に調整されているからなのです。当院では医療者からの一方的な治療だけでなく、患者さんとの対話、エクササイズ、食事などあらゆる角度から自律神経失調症の改善に向けてアドバイスさせていただいています。

自律神経失調症の鍼灸治療の科学的根拠

下記リンクは厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』サイトに掲載された自律神経失調症(不定愁訴症候群)に関する科学的根拠(ランダム化比較試験)です。

試験では不定愁訴のある患者さん10名づつを選び、一方には漢方治療のみ、もう一方には漢方治療+鍼灸治療を施しました。その結果、鍼灸治療を受けた人たちが全般的改善度に関して有効な結果が出ました。また鍼灸治療を受けた人たちはβ波(緊張しているときに優位な脳波)が減少し、θ派(リラックスしているときに優位な脳波)が増加している結果がみられました。つまり鍼灸治療によってリラックスできたことを表しています。

不定愁訴に対する鍼灸効果の評価

自律神経失調症の患者さんにおすすめの下着

自律神経失調症の患者さんは体温調節や発汗機能に異常をきたすため、冬場は普通の人以上に寒さを感じたり、汗冷えしてしまい、すぐに風邪をひいてしまう人が本当に多いです。そこで最も大切な衣類は下着です。基本的に保温機能が高く、なおかつ汗をかいても保温しながら汗だけ抜けていくような下着が理想です。私が最もおすすめできるのがアウトドアブランドであるモンベル社が出している「ジオライン」というシリーズの下着です。暖かさは3段階あり、冬場は絶対に「EXP.」という保温機能の最も高いものがおすすめです。これは日中だけでなく寝ているときにでもおすすめできます。ユニクロなどと比較して多少コストは高くつきますが、一度使ったら手放せなくなるはずです。

【モンベル】ジオライン EXP. ラウンドネックシャツ Men’s

ユニクロのヒートテックはそこそこ暖かいのはわかりますが、ジオラインには及びませんし汗抜けがよくないので汗をかいてしまうと逆に冷える可能性が高いです。

ちなみに就寝中は布団がはだけてしまって冷えることがありますよね。ジオラインの上にモンベル社のクリマプラス200などの厚手のフリースやパタゴニア社のR1ジャケットなどを着ると朝起きたときも非常に暖かい状態を維持できます。

※関連記事

自律神経失調症(藤沢・30代半ば・女性)

過敏性腸症候群(藤沢・32歳・男性)

自律神経失調症をどう捉え、どう治すか?

自律神経とは?

現在、期間限定で初回特別価格を設定しております。この機会に本物の鍼灸をご体験ください。

【免責事項】

こちらに掲載された事例、体験談は患者様個人の治療成果や感想であって、万人への治療効果を保証するものでないことをご理解ください。治療による効果には個人差があります。